

最近では、日本全国、特に北海道を含む地域で、会費制の披露宴が増えています。
この会費制披露宴とは、友人や知人などが主催者となり、出席者から会費を集めながらビュッフェ形式の披露宴を行うスタイルです。
つまり、参加者はお祝いの金品の代わりに会費を支払って参加するわけです。
結婚式とも関係があるの?
かつては、結婚披露宴で招待できない方々を会費制の2次会に招待するケースが多かったのですが、最近では結婚披露宴自体を会費制にすることが多くなっています。
つまり、会費制披露宴に参加すること自体がお祝いそのものであり、会費がご祝儀の代わりとなります。
会費の渡し方にはマナーがある?
会費はご祝儀袋に入れて渡すのではなく、そのまま受付でおつりが出ないように渡すのがマナーです。
直接現金を渡すことに抵抗がある場合は、あらかじめ封筒に自分の名前と金額を書いて持参することもできます。
余計な心遣いはなくしましょう
会費制の披露宴では、主催者同士が互いに余計な心遣いをなくすために会費制を選んでいるので、決められた金額の会費を支払えば十分です。
また、親しいからといって会費より多くの金額を渡すことはルール違反です。
それでは会費制の意味がなくなってしまいますし、周囲からも不快な印象を与えることになります。
他の出席者に配慮しましょう
会費制では、出席者全員が同じ額の会費を負担することが意図されています。
もしもどうしてもお祝いの気持ちを形にしたい場合は、当日に持参することは避けましょう。
他の出席者の前で別途お祝いを渡すことは、出し抜かれた印象を与えることになりますので、避けるべきです。
また、他の人も同様に別途お祝いを準備しなければならない状況になってしまうのも困ります。
お祝いの適切な品物
結婚式の場合、友人同士のお祝いには、花束やシャンパンなど華やかなアイテムを渡すことが適切です。
ただし、相手を困らせないように気をつけましょう。
高額な贈り物は、会費制の意味を無視し、相手を困らせる可能性があります。
会費制のギフトエチケットについて
会費制のイベントへの参加時には、相手が気軽に参加できることを心掛けるため、1万円以下の贈り物が適切です。
もし贈り物を友人同士で交換する場合には、1人あたり2000円から3000円程度がふさわしいです。
また、贈り物は当日ではなく、事前に送るのが望ましいです。
結婚式の1週間前までに到着させるように気を付けましょう。
別の状況として、自身の結婚式に参加してくれた友人に対して「ご祝儀はどうするか」という問題も考えられます。
友人の結婚式に参加した際には、会費制のパーティーで参加費として5000円を支払いました。
しかし、自分の結婚式の際には友人から3万円のご祝儀を頂戴しました。
このような場合、どうしてよいか迷いますよね。
会費制のパーティーと披露宴では、費用に差がありますが、この差額については考える必要はありません。
参加者としては、会費を支払ったうえで別途プレゼントを贈ることで祝福の気持ちを表すことが適切です。
友人なら、欲しいものを聞いてもいいでしょう。
おおよそ1万円ぐらいの品物を選ぶと相応しいです。