

今回は、披露宴会場に到着してから入場するまでのマナーについて詳しく説明します。
まず、会場には早めに着くようにしましょう。
当日は時間に余裕をもって行動することが大切です。
前日に御祝儀や服装のチェックを済ませておき、当日にあわてることのないようにしましょう。
会場には到着してから約30分前には到着しておくことがおすすめです。
この時間は、荷物をクロークに預けたり、お化粧を直したりするための時間を考えています。
特に行楽シーズンなどは、交通トラブルに巻き込まれる可能性があるため、余裕を持って行くことが重要です。
また、携帯電話についても注意が必要です。
最近では、携帯電話の着信音が披露宴の途中で鳴るケースが増えています。
しかし、せっかくのいいムードが壊れてしまうことになりますので、携帯電話はできればクロークに預けるか、電源を切るか、マナーモードにすることを忘れないようにしましょう。
受付については、開宴の約15分前までにはすませておくことが望ましいです。
会場に到着したら、コートや手荷物をクロークに預け、化粧室で身だしなみを整えてから受付に向かいます。
受付では、新郎新婦の身内として接するため、友人や知人であってもしっかりとお祝いの言葉を述べましょう。
「本日はおめでとうございます。」
「新郎の友人の○○と申します。」
「晴れやかなお席にお招きいただきましてありがとうございます。」
といった挨拶の後、芳名帳に自分で記帳します。
代筆は厳禁ですので、文句なしに自分で書くようにしましょう。
夫婦の場合の祝儀の渡し方
夫婦の場合は、祝儀を贈る際には夫の姓を書いて署名するのは主流のスタイルです。
その後、妻は名前のみを署名します。
お祝い金を当日持参することが一般的ですが、正式な方法としては事前に贈っておくことが望ましいです。
お祝い金を持参する場合、まずはお祝いの言葉を述べた後に、祝儀袋をふくさから取り出し、相手の方に向かって両手で渡します。
「気持ちばかりですが、お納めください」とか「お祝いの気持ちです」といった挨拶を添えるようにしましょう。
もし、事前にお祝いを渡している場合は、「お祝いの方はすでにお済みです」と一言断っても良いでしょう。
その後にふくさをたたみ、芳名帳に署名します。
ただし、注意することは、受付の人が友人や知人であっても、その場で長々と話し込むことや、友人口調にならないようにすることです。
披露宴会場での挨拶の順序とやり方
披露宴の控え室で、新郎や新婦、両親、兄弟、親戚、媒酌人などに挨拶をします。
まず、両親に対しておめでとうございますと挨拶しましょう。
「本日はお招きいただき、ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えます。
初めての場合は、自己紹介も忘れずに行います。
新郎や新婦にも声をかけますが、彼らも緊張しているため、簡潔に済ませるように心がけましょう。
もし受付がなく遅刻する場合、基本的には祝儀は新郎や新婦に渡さず、披露宴が終了した後に受付の係りの人に渡すようにします。
遅刻する場合の対応方法
もし遅刻しそうになった場合、急用で遅刻することになった場合は、まずは会場に連絡して、受付の係りの人にも連絡してもらいましょう。
遅刻する場合は、会場の雰囲気も考慮し、区切りのいいところで会場の係りの人に目立たないように案内されながら席まで入場します。
ただし、注意事項として、披露宴会場には同じ名前の人がいる可能性もあり、名前だけを伝えるとどの人か分からない場合もありますので、必ずフルネームで伝えましょう。
また、到着時間がわかる場合は、受付の係りの人もスムーズに対応しやすいので、伝えておくと良いでしょう。
最近では、携帯電話も普及しているため、簡単に連絡が取れるようになりました。
新郎や新婦への連絡や披露宴への遅刻について
しかし、友人であってもこの場合は新郎や新婦本人に連絡することは避けるべきです。
彼らはそのようなことに対応する時間的余裕はありません。
そのため、一緒に出席する友人として連絡するのは考慮に値しますが、それでも時間には注意が必要です。
披露宴が始まってからの連絡は避けるべきです。
途中で電話が鳴るのは非常に迷惑です。
また、遅刻してしまった場合は後日招待者にお詫びすることも忘れずに行う必要があります。