

披露宴に出席するときのマナーや進行に関することを詳しく説明します。
披露宴が始まったら
披露宴に初めて出席する場合、全てが初めてで不安に感じることもあるでしょう。
しかし、ある程度事前に把握しておけば少し安心できます。
一般的な披露宴の進行に関して簡単に説明しますが、披露宴によって多少の順番の異なる場合もありますので、ご了承ください。
– 参列者入場: 入口でのあいさつは手短に行います。
席に着く際は、席の左側から座ります。
バッグは椅子の背か、ひざの上に置きます。
席札は座った後にカトラリーの奥に置きます。
– 乾杯: 来賓代表が乾杯の音頭をとり、その後は食事と歓談が行われます。
乾杯の際の注意点は次の通りです。
– 乾杯のグラスは目の高さまで上げます。
お酒が飲めなくても、口をつけるようなしぐさをするだけで構いません。
– 飲めないからといって自分でジュースを注文してはいけません。
– 乾杯の時にグラス同士をぶつけてはいけません。
グラスが割れることもあるし、縁起が悪いです。
– シャンパンのおかわりは控える方が無難です。
– 乾杯が終わって席に戻ると、料理が配られるので、ナプキンを広げます。
– 食事: 食事の際の注意点は次の通りです。
– 正しいナプキンの置き方は、二つ折りにして輪を手前にしてひざの上に置きます。
– ナプキンで口を拭く際は、二つ折りにした内側を使います。
– 自分の席の料理が配られるまでは、他の料理に手を付けないようにします。
– 目上の方が食べ始めるまでは、待つこともあります。
– 周りの人のペースに合わせて食事を進めるようにします。
– 中座する際は、ナプキンは椅子の上に置きます。
– 食事中は、ナイフとフォークは「ハの字」に置き、食事を終えたら「ニの字」に置いて示します。
– もしナイフやフォークを落とした場合は、自分で拾わずに係りの人に知らせるため、軽く手を上げて呼びます。
結婚披露宴での食事のマナー
結婚披露宴では、食事中は基本的には禁煙と考えておくべきです。
また、新郎新婦やご両親にお酒をつぎにいくことはおすすめできません。
お酌は本来、招待された側ではなく、招待した側がするものです。
また、同じテーブルの人に対してもお酌する必要はありません。
勝手に席替えをすることは避けましょう。
お色直しの退場の際は、ナプキンはイスの上に、ナイフとフォークは「ハの字」の形にして置いてください。
花婿と花嫁が一緒に入場するタイミングでは、スピーチや余興、祝電の披露が行われます。
スピーチが行われている最中は、会話を控えましょう。
特に、同じテーブルの人がスピーチをしている場合は、食事の手を止めて耳を傾けましょう。
披露宴のメニューや席次表、席札は宴会が終わった後に持ち帰りましょう。
ナプキンはたたまずにテーブルの上に置き、退出の際には新郎新婦に「ありがとうございました。
お幸せに」と言いましょう。
両親や媒酌人にも「ありがとうございました。
とても楽しい披露宴でした」と思い切って声をかけてみましょう。
結婚披露宴に出席する機会が増えてくるこの時期、友人の披露宴に出席しても、知り合いがいない状況で黙々と料理を食べることもあるかもしれません。
しかし、自分だけ早く食べ終わってしまっていると周りから料理が目当てに来たように思われてしまうのは避けたいですよね。
見知らぬ人に話しかけるのは勇気がいることですが、友人の披露宴ならば共通の話題がきっと見つかるはずです。
思い切って声をかけて自己紹介し、友人との関係や共通の話題を話してみましょう。
そうすることで、自然と食事のペースもつかむことができるでしょう。
お食事をしながらお話をする際のコツ
お食事をしながらお話をするのは難しいかもしれませんが、成功するためのコツをご紹介します。
まずは、一度に多くの量を食べないことです。
普段の食事よりも少なめの量を選び、素早く食べることがポイントです。
例えば、お肉を食べる場合は、通常の一口サイズよりもさらに小さく切って素早く食べるなどの工夫が効果的です。
これにより、心地よくお話をしつつ食事を楽しむことができます。
ぜひ一度お試しください。
大人のマナーとしての振る舞い
いくつかの席では、非常に騒がしくなることがあります。
友人との再会の喜びから盛り上がることもあるでしょうが、参加者は友人だけではありません。
親族や恩師、仕事関係の方なども同席していることを忘れずに心に留めておく必要があります。
おふざけは二次会などで楽しむようにしましょう。
大切なのは、その場の雰囲気を察知できる大人の振る舞いができるかどうかです。
そして、披露宴に参加する全ての人が一つの空気感を共有できる雰囲気を作り出せるかどうかも大切ですね。