

結婚式の招待状を受け取った際には、返信のマナーにはいくつかの場合別の書き方があります。
大切な友人や親戚など特別な人々からの招待状を受け取ったら、なるべく早めに出欠の返事をするのが一般的ですが、全てのケースがそうであるとは限りません。
失礼のないように返事をするために、正しい書き方とマナーのポイントを押さえましょう。
早めの返信が大切
結婚式への招待は通常、まず電話で打診されます。
その後、「出席します」と返事をした場合でも、披露宴の招待状を受け取ったら、できるだけ早めに出欠の返事をするよう心がけましょう。
親しい友人であっても、「電話で返事をしたので大丈夫」と考えているのはマナー違反です。
もちろん、メールでも同じです。
きちんと返信はがきを使って、招待状が届いた時に手書きで返事を書くことを忘れないでください。
新しい人生のスタートをお祝いする気持ちは、出欠の返事から既に始まっています。
自分の立場に立って考えると、早く返事をもらえると嬉しいものです。
返信は遅くとも2〜3日以内に
遅くとも2〜3日以内には返信しましょう。
返事が遅くなると、料理や引き出物、席次表などで先方に混乱を引き起こす可能性があります。
その出欠はがきは、出席者のリストを作るために重要なものだと覚えておいてください。
出席が未定の場合は早めに連絡を
出席が未定の場合には、まず電話でその旨を連絡しましょう。
「出席できるかどうかわからないので、しばらく考えさせてください」と伝えるのが適切です。
自分が返事をしないことで欠席と分かってもらえると思っている人は、絶対に避けましょう。
この場合でも、少なくとも1週間以内には返事を出すようにしましょう。
期日までに答えが出せなかった場合は、残念ながら欠席と伝えましょう。
なぜなら、新郎新婦は欠席者の代わりに他の人を招待する可能性があるため、このような返事が親切な選択です。
結婚式の参加の返事について
結婚式に招かれた場合、欠席の返事は早くすることがマナーですが、ただすぐに返信すると相手の気持ちを傷つける可能性もあります。
ですから、タイムリミットが1週間以内であれば、4~5日ほど待ってから返事を出すことがおすすめです。
返信のはがきには、必ずお詫びの言葉を添えるだけでなく、欠席する場合でもお祝いの言葉(ご結婚おめでとうございます)も書くのがマナーです。
また、招待状や返信はがきの書き方についても注意が必要です。
宛て名の「行」は「様」に変更することや×印や黒く塗りつぶすことは避けるようにしましょう。
代わりに、消す際は、棒線で2本線か斜線を引く方法があります。
また、出席する場合は「御出席」の「御」を二本線か斜線で消し、「出席」を丸で囲むようにします。
さらに、返信の裏面には「このたびはご結婚おめでとうございます」「喜んで出席させていただきます」とお祝いの言葉を一言添えると良いでしょう。
一方で、欠席する場合は「御出席」の「御」を二本線か斜線で消し、「欠席」を丸で囲みます。
その下には「このたびはご結婚おめでとうございます」「当日はあいにく止むを得ない用事がございますので」と書き入れます。
また、事故や身内の不幸と重なった場合は、具体的な理由をはっきり書かないようにします。
なお、グレーや青色のペンは使用しないようにしましょう。
また、文字を消す際も×や塗りつぶすのは避け、二本線か斜線で消すことを心掛けましょう。
「やむを得ない事情で」「どうしても避けられない用件がある」といった表現を使っています。
特別なお喜びごと(例:出産など)を正直に書いても構いません。
皆さんも披露宴を主催する立場になれば、お返事がないと引き出物の手配や披露宴の準備などで本当に困りますよね。
だからこそ、招待状の返信を忘れずに、できるだけ早めにお送りいただくようお願い申し上げます。
披露宴の準備は大変な作業なので、お返事の返却も大切な配慮の一つです。