

結婚式の準備をしている最中に、予期せぬドタキャンや披露宴のはしごについて質問がありましたので、それぞれのケースについて詳しく解説いたします。
まず、葬儀と披露宴のはしごについてです。
もし披露宴の出席が決まっていたにもかかわらず、突然葬儀の知らせが届いた場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。
もちろん、身内の場合は披露宴を欠席することが当然です。
しかしながら、仕事や友人関係の場合で、かつ時間が重なっていない場合は、披露宴を欠席せずに葬儀に参列することも許される場合があります。
重要なのは、自分の立場や相手との関係の深さです。
例えば葬儀の後に披露宴に参加する場合、男性はブラックスーツのネクタイを黒から白に変えることがポイントです。
ただし、手荷物には注意が必要です。
葬儀の参列はがきや持ち物は別の袋に入れ替えて、披露宴の会場に向かいましょう。
女性の場合は、着替えを持参し、デパートや大型ショッピングセンターのトイレで着替えることができます。
最近は駅にも女性専用のフィッティングルーム付きトイレがあるところも増えています。
もし着替える時間がない場合は、同じ衣装を着まわすしかありません。
その場合は、ダーク系の服を選び、ノーアクセサリーで披露宴に参列し、アクセサリーを付けて葬儀に参列すると良いでしょう。
逆に、披露宴の後に葬儀に参列する場合も同様に対応します。
ただし、披露宴での飲酒は控えるようにしましょう。
次に、友人と上司からの招待状についてです。
もし会社の上司からの招待状と友人からの招待状が届いた場合、どちらに出席すべきでしょうか。
現実的な観点から考えると、上司の方に出席するのが無難です。
特に、上司が会社内で重要な役職を持っている場合、無理に断ることはできません。
ただし、友人には既に出席すると返信の返事を出していた場合は、しっかりと慎重に説明する必要があります。
具体的な理由としては、例えば「急な重要な契約締結が披露宴の時間と重なってしまい、私の出席が必要になった」という仕事の理由を挙げることが良いでしょう。
ただし、上司との関係を損ねないように、丁寧かつ誠意を持って説明することが重要です。
結婚式への欠席時にお祝いをする際のマナーと配慮
もし、披露宴の後に行われる二次会がある場合は、上司の披露宴の後に二次会に参加するという選択肢もあります。
また、服装も重要なポイントです。
ただブラックスーツだけでは、仕事帰りの印象を与えてしまう可能性がありますので、ビジネススーツを用意し、会場に到着する前に着替えましょう。
特に、友人の結婚式に出席する場合は、上司や上位の方である場合、事前に「申し訳ありません、既に返信してしまったため、親友の披露宴には出席できません」と正直に伝えることも一つの選択肢として検討すべきです。
ただし、この場合、後々仕事に影響を及ぼす可能性があるため、覚悟を持って臨む必要があります。
また、急な欠席時のお祝いに困ることもあるかと思います。
予定されていた結婚式への出席ができなくなった場合は、マナーとして礼を尽くす必要があります。
お祝いも元々の出席予定のものと同額を後日贈るべきです。
できれば、相手に直接現金書留で手渡すことが望ましいです。
もし、相手と直接会える機会がある場合は、お詫びの言葉を添えて贈るべきです。
相手が新婚旅行を終え、落ち着いた頃を見計らって早めに贈ることが良いでしょう。
ただし、相手が遠方にいる場合は、郵送するしか方法がありませんので、お詫びの言葉を添えたお祝いの手紙を同封することをお勧めします。
披露宴の料理や引出物のキャンセルがまだできる段階にある場合、出席の返信が済んでいてもキャンセルすることが可能です。
この場合、お祝いの金額としては1万円程度で問題ありません。
最後に、披露宴への出席が決まった後で、急に出席できなくなることもよくあります。
しかし、結婚式はお祝いのイベントであり、急に欠席することは失礼です。
そのため、勝手に代理人を立てることはマナー違反です。
ただし、夫の代わりに妻や親が出席するような身内の場合に限り、代理人として出席することは問題ありません。
また、こんな場合も考えられます。
代理出席する場合のマナー
もし新郎新婦の共通の友人が、会社の仕事で急に出席できなくなった場合を考えます。
この場合、彼女または彼を代理として立てることが考えられます。
ただし、彼女または彼は新郎新婦と既知の関係にあるため、会場では彼が知っている友人たちと同じテーブルに座ることが自然です。
もし彼女または彼が友人たちとの関係もある程度ある場合、何の問題もありません。
ただし、招待する側の了承をきちんと得る必要があります。
事前に招待する側に彼女または彼が代理出席するために立てられることを説明しておくことが望ましいでしょう。
これにより、代理人である彼女または彼が出席するのはよりスムーズになります。
また、重要なことは彼女または彼に必ず手書きのメッセージを渡すことです。
これはマナーとして非常に大切です。
彼女または彼が友人の代理として出席する際、手書きのメッセージを渡すことでお礼の気持ちや思いやりを表現することができます。
彼らの代理出席を快く受け入れてくれた友人たちへの感謝の気持ちをしっかり伝えましょう。