

結婚式や披露宴のマナーとは、その準備から当日の流れまで様々な要素が含まれます。
結婚式や披露宴に招待された場合、まずは招待状を受け取ったら早めに返信することが大切です。
出席の可否の返事は2~3日以内に行いましょう。
お祝いの準備については、贈り物を用意する場合は式の1週間前までに持参することが望ましいです。
現金の場合は、事前に渡すことも当日に渡すことも可能です。
ただし、新郎新婦へのお祝いを入れる祝儀袋と新札は事前に用意しておくことをおすすめします。
スピーチを依頼された場合、多くの人は大勢の前で話すことを苦手と感じますが、自信がなくても、新郎新婦へのお祝いの気持ちを言葉にするつもりで引き受けることを進めます。
事前に原稿を書いて読む練習をすることで、安心感が得られます。
余興を頼まれた場合は、スピーチでの堅苦しい雰囲気を避けるため、列席者全員が楽しめる、ほのぼのとした演出を用意しましょう。
特別な芸やパフォーマンスである必要はありません。
心のこもったものであれば問題ありません。
ただし、一人だけが盛り上がってしまって他の参加者が興味を失わないように、注意が必要です。
また、服装については、披露宴の開催時間や場所、形式、主催者との関係によっても異なる場合がありますが、基本的には正装が求められます。
和装を着る場合、未婚の女性は振袖が一般的ですが、既婚の女性は訪問着や付け下げ、色無地が適しています。
和装は慣れていない場合もありますが、伝統的な美しさが際立ちます。
洋装の場合は、花嫁の衣装である白色に近い服装を避け、花嫁よりも目立たないように気を付けましょう。
男性は、昼の披露宴ではディレクターズスーツなどのフォーマルスーツが適切であり、夜の披露宴ではタキシードが求められます。
最近の結婚式では、披露宴が昼に行われることが多くなっています。
そのため、ブラックスーツは昼夜を問わず着ることができるので、とても便利です。
結婚式や披露宴の当日のマナーについて詳しく説明します
結婚式や披露宴の当日においては、以下のようなマナーを守ることが大切です。
まず、当日の出発前には余裕を持って家を出るようにしましょう。
到着時間は、できるだけ20~30分前に会場に到着するように心掛けましょう。
前日には御祝儀や服装などを再確認し、当日に慌てないように準備しておきましょう。
絶対に遅刻は避けるべきです。
会場に到着したら、ハンドバッグ以外の荷物は持ち込まず、クロークに預けましょう。
化粧室で身だしなみを整え、披露宴の最中に席を立つことは絶対にしないようにしましょう。
さらに、ここで最終的な身だしなみのチェックを行いましょう。
受付の際には、まず一礼をしてお祝いのご挨拶をします。
そして、持参したお祝い金を渡し、芳名帳に自分自身で記帳します。
他人に代筆を頼むのは避けましょう。
夫婦で出席する場合は、夫の後に妻の名前を書くことを忘れずに注意しましょう。
また、お祝いを贈った場合でも、記帳することがマナーです。
お祝いを袱紗で包んで持参し、袱紗以外の方法で渡さないようにしましょう。
控え室では、新郎新婦や両親に会った際に、お祝いの言葉と招待されたお礼を述べましょう。
友人とだけではなく、面識のない人々とも話す配慮を忘れずにしましょう。
和やかな雰囲気を作り出すことがマナーの美点です。
新郎新婦の入場が始まると、大きな拍手で迎えましょう。
これで宴のスタートを盛り上げます。
乾杯の挨拶まで、静かに話を聞くことがエチケットです。
ケーキ入刀や乾杯、そして食事が始まったら、リラックスして和やかな雰囲気を楽しむことが大切です。
ケーキ入刀は披露宴の前半のハイライトであり、司会者の合図で遠慮せずに前に出て写真撮影をすることができます。
ただし、人々を押しのけたりせずに写真を撮ることは避けましょう。
さらに、スピーチや余興中は食事を続けても問題ありません。
結婚式・披露宴のマナー:退場後の挨拶
結婚式や披露宴が終わった後、会場を退場する際には、さまざまなマナーがあります。
まず、会場の出口で新郎新婦や両家の親、媒酌人夫婦が見送ってくれる場合には、お礼の言葉を述べることが大切です。
この時は、「今日はありがとうございました」といった感謝の気持ちを伝えましょう。
ただし、多くの人が退席するため、出口での挨拶は簡潔に行うのが良いです。
退場後は、記念撮影を行うこともありますが、注意が必要です。
なるべく迅速に行うようにしましょう。
会場の他の人々に迷惑をかけないよう、スムーズに撮影を済ませることが重要です。
また、二次会の予定もある場合がありますので、新郎新婦を長く引き止めないようにしましょう。
彼らも疲れているかもしれませんので、ゆっくりと退場する時間を与えてあげることも大切です。